nemoのmemo

夢で見たことをちまちまと。夢見ないときはカルチャーに関して。

何十回も読んだ本って誰にでもあるよね。

こんばんは。

今日は人生で数十回目の『冷製と情熱のあいだ』を読みました。

この本は男性と女性、二人の主人公の小説になっており、

男性視点を辻仁成さんでBlu、女性視点を江國香織さんがRossoを描いています。

本当に何度買って、何度読んだかわかりません。

ふらっと出かけたときに読みたくなったらすぐ買っちゃいます。

実家には計11冊あります。(Bluが9冊、Rossoが2冊)

今日読んだのはBlu。

 

過去と、未来。

それが一番のテーマだと思っています。

唯一二人に残っている10年後の約束。

思い出という過去から抜けられない二人がその約束という未来に進む姿は官能的かつロマンチックです。

片方を読んだ後にもう片方を読むと、

二人がその時どんな気持ちだったかを読み比べると、とても切なくなります。

読む時はRossoからBluがおすすめです。

そうするとあなたはまたRossoが読みたくなるはず。

これがメンタリズムです。

 

映画版は数年前に買ったけど見てません。開けてもいません。←失礼

なんか私の中で人物も声も再生出来るので。

映像で見ても物足りなくなりそうなんです。

ただの食わず嫌いですね。

はい。

 

でも本当に辻仁成さんの描く主人公大好き!

周りの友達は「えー酷い男じゃん」とか言うけど。

でも私は好きになったらとことん好きになっちゃうのはわかる。

辻仁成さんの小説では酷い男だなって思う時もあるけど、

客観的に自分自身を見ていた主人公が自分の決意と意志で動き始める描写が大抵あるのが好き。

それだけ魅力的。

自分勝手だけどそれ以上にロマンチック。

だから私は辻仁成さんの小説が好きなんです。

 

 

すみません。今女性側のRosso読んでいます。

読みます。

早く読みたいのでこの辺で。←適当

では、また。